NASAの宇宙服は約40年間進歩せず


こんにちは。
NASAが宇宙服着古し40年、限界!残り11着でも新型まだ」という記事が2017年6月6日の中日新聞夕刊にありました。
 
米航空宇宙局(NASA)の監察官室は、国際宇宙ステーションの船外活動で飛行士の着用する宇宙服が老朽化し、近い将来足りなくなる恐れがあるとの報告書をまとめたとのこと。主な原因は、新型宇宙服の技術開発が滞っていることのようです。
 
NASAの宇宙服は、約40年前に作られた18着のうち11着が使い続けられています。
7着は事故で失われたり破損したりし、残った11着も設計寿命の15年を大幅に超え、老朽化が激しいとのことです。
 
確かに、昔から宇宙服のイメージって変わらないですよね。アポロ計画での月面着陸の映像と今の宇宙服の見た目は変わらないですし。
 
 
 
 

今も昔もこんなイメージ

NASA-EMU

 
 
 
 
 
宇宙服って40年も前の技術で作っているのなら、現在の技術で部分的にでも改善していけば、少しずつでも進歩するのではないかと思ったのですが、技術が継承されておらず、一から開発するしかないのが現状だそうです!
 
 
 
 
そんなシロモノを使い続けていたとは・・・!!
 
 
 
 
<小型の宇宙船>ともいえる、宇宙空間で人間を守ってくれるのが宇宙服ですが、改めて主な機能を挙げてみると…

  • 宇宙の真空状態、熱環境、スペースデブリなどから身体を守る。
  • 宇宙服内の温湿度を一定に保つ。
  • 酸素を供給する。
  • 呼吸によって生じる二酸化炭素を除去する。
  • 音声交信を行う。

などがあります。
 
これらの機能を満たしつつ性能アップさせることが必要です。
NASAは3つのプロジェクト内で別々に新型宇宙服の開発を進めていますが、実用化には程遠いとのことですが・・・。
 
現在の宇宙服の構造は、防護層(1層)、断熱層(8層)、拘束層(1層)、気密層(1層)、冷却下着(3層)の14層で構成されています。素肌に着用する冷却下着は長さ84mものチューブを縫込んだ下着で、チューブに水を流して体温が上昇するのを防いでいます。
 
また、生命維持装置は呼吸により排出された二酸化炭素を取除いて酸素を供給するとともに宇宙空間に熱を逃すラジエータの役割も果します。
 
宇宙服はこのような超ハイスペックな能力が求められる服なので、お値段的にもおそらく最も高価な服ではないでしょうか。今の宇宙服は一着あたり、ざっくり1,000万ドルかかったそうです。
 
現在開発中の宇宙服は、もちろん現在のものよりもさらにハイスペックな服を目指して開発されているようです。
 
大まかな目標値はおよそ以下の通り。
 

 

次世代宇宙服の目標値
項目 現在 次世代
宇宙服内の気圧 0.4気圧 1.0気圧
総重量 120kg 20kg
連続活動時間 7時間程度 1週間
電池の種類 銀亜鉛電池 燃料電池

 
この他にもいろいろと機能を付け足したいようですが、それよりも約40年も使い続けている今の状況を何とかするのが先ではないかと思いました。
 
いずれにせよ、次世代の宇宙服も高価なものになりそうですね。
 
 
 
 
 
 
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