コンベックスルールはルールではない


コンベックスってご存知ですか?

カーテンを買ったり、大きめの家具を買ったりする時にスペースを測るのに大活躍するアイツです。
日本語で言うところの”巻尺
引っ越しの時などには特に活躍しますね。

我が家は、子供の成長に合わせて家具の配置を目まぐるしく変えているのが原因なのか、家に少なくとも5つはコンベックスがあります!!!

少なくとも一つ家にあると便利ですよね、コンベックス。
 

我が家のコンベックスで最も活躍しているヤツ

convex

 
 

1.コンベックスルール

そんなコンベックスについてですが、最近”コンベックスルール”という言葉を目にしました!!



『コンベックスルール』



メチャクチャ使い方は簡単だと思っていたんですが、まさか『ルール』があったとは!!

いったいどんなルールなのか?
調べてみました。

しかし・・・

探しても、探しても、結局「コンベックスのルール」はありませんでした。

ただ、探していてわかったことが2つ!

それは、コンベックスのツメの秘密名前の由来
 
 

2.コンベックスのツメ

コンベックスの先っぽには、モノにひっかけて使うためにツメが付いています。
下の写真の一番左の部分です。

convex

 
 
このツメ、前から少し気になっていたのですがカタカタと少し動きます。
留めネジが緩んでいるわけではないのに動きます。

不良品かと思って他のコンベックスも見てみると全部動くようになっています。

これ、あえて動くようにしているんだそうです。

なぜか?

そもそもコンベックスは、日本工業規格『JIS B 7512 鋼製巻尺』で厳密に品質が管理されている計測機器です。

計測精度は非常に正確でなければなりません。

JIS1級の許容差、ホームセンターで一般に[一級]と書いて売られているもので、その精度はナント…

±(0.2+0.1L)mm : Lはメートル単位でのテープの長さ
ツメを含む場合はこれに±0.2mm加えた範囲です

つまり、ツメを含む5mで ±(0.2+0.1×5+0.2)mm=±0.9mm の精度です。
5mで1mmの差も許されていない!!

凄い精度です!

全てのコンベックスは当たり前のように同じ長さという前提でみんな使っていますが、5mで1mm以下の精度でモノを作るのは製造する側の立場で考えると相当大変だと思います。

そんな精度抜群のコンベックスですが、使用する状況を考えてみると計測方法は大きく2通りあることがわかります。
 
 

(1)ツメをひっかけてモノを測る場合

convex

 
 

(2)ツメを押し付けてモノを測る場合

convex

 
 
そう、ツメの厚み分がこの2通りでズレるのです!

その誤差をなくすため、コンベックスのツメはカタカタと少し動くようになっているのです。

決して不良品ではありません!!!
 
 

2.コンベックスの名称

「コンベックスルール」のルールに関するヒントも『JIS B 7512 鋼製巻尺』に書いてありました。

JISでは「コンベックスルール」という名称で「テープ断面が樋状になっており、直立性に優れた巻尺」と説明されていました。

そう「コンベックス」とは「コンベックスルール」の略称だったのです。

ではなぜ「コンベックスルール」というのか?
 
 
 
・・・。
 
 
 
・・・、・・・。
 
 
 
単に英語由来でした Σ( ̄ロ ̄lll)

コンベックス(convex)は、「凸状の」という意味です。
そして、ルール(rule)は、もちろん私が勘違いした「規則、(日本語の)ルール」という意味もあるのですが、他にもいっぱい意味があり、その中に「物差し、定規」という意味もありました。

つまり、コンベックスルールというのは、「コンベックスの使い方のルール」ではなく、「凸状の定規」ということです。

convexruleも英和辞典にきっちり、バッチリ書いてありました。

(英語は苦手です↓↓↓)
 
 
 
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